☆ 病院から出た四女は、直ぐに長女に電話しました。
四 もしもし、お姉さん。
W はい。
四 B姉さんの電話が繋がらない。
お母さんに呼ばれた。
病院から出たところよ。
お母さんから電話がかかってきたら、出てよね。
お母さんの面倒を見るなんて嫌だからね。
W 私も嫌よ。
一番時間があるのは、四でしょう。
専業主婦なんだから。
四 専業主婦だって忙しいんだからね。
私が仕事をしたら、お母さんの面倒を見てくれるのね。
W 嫌よ。
☆ 電話を切った後、イライラが修まりません。
直ぐに次女に電話をしました。
結果は、同じで言い合いになりました。
○ 本当にこんなことがあるのでしょうか。
☆ ○○がこれまで見てきたことです。
○○が見てきたのは、Bさん立場なのです。
他の兄弟の本音です。
○ 怖く感じます。
☆ そうですね。
☆ Bさんに電話が通じなくなったため長女(W)次女、四女に電話します。
三人は、着信拒否を考えています。
電話に出ないことが多いため看護師にお願いして着替えを届けるようにと言いました。
○ 病院からだと断れないと思います。
☆ そうですね。
仕方なく病院に行きます。
そのたびに文句を言われます。
○ お母さんは、Bさんの事を諦めたのでしょうか?
☆ 諦めていません。
○ そうですか・・・
☆ 耐えられなくなった三人は、自分の旦那に愚痴を言い始めます。
W 忙しい私が、お母さんの面倒を見るなんて変だと思う。
Bはパート、四は専業主婦よ。
旦 週二日の休みは、ゴロゴロしているよな。
自分の親の面倒を見るのは、当たり前だ。
W お父さんは、私の見方をしないの?
旦 敵とか味方とかの話じゃない。
兄弟で手分けするのが当たり前だ。
☆ ご主人の言葉に言い返せません。
○ 次女と四女は、どうでしょうか?
☆ ご主人に同じ事を言われました。
○ ご主人達は、常識があるのですね。
☆ そうですね。
☆ リハビリも終わり退院することになりました。
○ 誰が付き添ったのですか?
☆ 四女です。
姉二人に押しつけられたのです。
☆ 帰宅すると庭と畑は、荒れ放題です。
家の中もホコリだらけです。
そのような環境ですから、悪霊達の住み家になっています。
古い家のため雨漏りの後があります。
まるで廃墟のようです。
霊視すると角の方に地縛霊が、膝を抱えて座っています。
母 酷い。
誰も掃除しなかったのね。
早く掃除して雨漏りも直して。
眠る場所もない。
四 私一人では無理。
姉さん達に電話する。
☆ 怒りに満ちたお母さんは、Bさんを恨みます。
恨むと頭痛がしてきました。
四女は、二人の姉に来るようにと言います。
四 何でこれないの?
W 仕事中よ。
四 仕事中でも関係ない。
家が大変なことになっている。
W 次女に電話して。
☆ 二人のやりとりにお母さんが怒り出しました。
四女から電話を取り上げました。
母 何でもいいから直ぐに来て。
来ないと許さないから。
W 分かった。
☆ お母さんの怒りが悪霊達を引き寄せます。
生き霊と悪霊の影響でイスに座り込み頭を押さえています。
母 頭が痛い。
薬を出して。
四 はい。
☆ 薬を飲んだことで頭痛がよくなってきました。
しばらくすると長女と次女がやって来ました。
荒れた状態に驚いています。