☆ それでは、美智子さんの話をします。
美智子さんは、霊界の上段の魂レベルです。
職業は、看護師で25歳です。
〇 霊界の上段の方の話なのですね。
興味があります。
☆ 話を進めていきます。
〇 お願いします。
☆ 美智子さんは、歴史のある総合病院の外科に勤務しています。
一部は、増築され新しいのですが、外科病棟は、古い建物です。
ナースコールが鳴ると急いで患者さんの部屋に行きます。
美 奥村さん、どうしたのですか?
奥 すみません。
痛みが酷くなってきて我慢できません。
美 直ぐに先生を呼びます。
☆ お医者さんは、鎮痛剤を注射しました。
奥村さんが落ち着くと持ち場に戻りました。
時計を見ると夜の12時を過ぎています。
美 一番苦手な時間だわ。
絵 そんなこと言わないでよ。
私まで怖くなるでしょう。
☆ 同僚の絵里さんも夜間の見回りが苦手なのです。
院内では、亡くなった霊が出ると噂されています。
看護師の間では、霊を見たと言う人が複数います。
〇 総合病院には、さまよう霊が居ます。
☆ 院内で亡くなった方が助けを求めてさまようことが多いですね。
〇 はい。
☆ 美智子さんは、懐中電灯を持ち見回ります。
何処も異常はありませんが、恐怖を感じます。
ナースセンターに戻ろうとしたときです。
ピタピタと音を立て誰かが走ってきます。
思わず立ち止まり懐中電灯を向けました。
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絵 美智子。
美 どうしたの?
☆ 何かに怯えています。
絵 黒い影が追いかけてきた。
怖い。
美 大丈夫よ。
誰も追いかけてこないわ。
☆ 絵里さんは、振り返りました。
誰も居ない事を確認しホッとしています。
絵 ナースセンターに戻ろう。
美 見回りは終わったの?
絵 まだよ。
美 怖くても見回りをしないと駄目よ。
急ぎ足で一緒に回ろう。
絵 うん。
☆ 2人は、急ぎ足で見回りを済ませナースセンターに戻りました。
戻った2人を見た主任が、声をかけてきました。
主 2人ともどうしたの?
絵 黒い影が追いかけてきたんです。
☆ 絵里さんは、何があったのかを詳しく話しました。
主 2人ともよく聞いて。
今のことは、誰にも話さないで。
幽霊なんていない。
噂が広がれば、患者さんにも迷惑になる。
分かったわね。
次回に続く
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