○ Kさんのような人を見たことがない。
俺が思っている以上に長生きするんだ。
桜 そうよ。
これまでずる賢く生きてきた。
これからもそうよ。
○ 辛くない事は、理解した。
Kさんが背負っている酸素ボンベをお姉さんが持って「こんなに重たいものを持っているの」と言った。
健康な人が持って重いと思った。
重い物を背負って辛くないのかな?
桜 辛いなんて思っていないわ。
鼻にチューブを入れ酸素ボンベをしている事で病気をアピールしている。
○ 本当は、酸素ボンベなんて必要ない?
桜 必要よ。
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桜 〇〇だけでなく読者の皆さんも理解に苦しむと思う。
働くより酸素ボンベを背負っている方が楽なのよ。
外出の時は、車などで移動する。
酸素ボンベを担ぐのは、短時間。
○ 俺なら、働くことを選ぶ。
読者の皆さんも同じ。
桜 Kさんは、楽することを選んでいるの。
〇〇が思うほど辛くないし酸素ボンベも重いと思っていない。
酸素ボンベを使っている人は、キャスターが付いた買い物カゴを使っている。
Kさんは、リュックに入れて背負っている。
○ 重くないのかな?
桜 重いわ。
Kさんにとって重くても元気になって働くより楽だと思っている。
○ やっぱり理解できない。
桜 これから先もKさんのような人を見ることはないと思う。
○ そうだと思う。
Kさんのような人が沢山いたら、世の中が狂ってしまう。
桜 大丈夫よ。
Kさんのような人は、少数。
○ 病状に変化が出るんだよね。
桜 勿論よ。
少しずつガンが転移している。
○ 痛みなどの辛さを経験すれば、元気になりたいと思うようになるんだよね。
桜 現状では、無理ね。
酸素ボンベの話と同じ。
○ お姉さんは、Kさんを助けて欲しいと思いお店に連れてきた。
桜の話を聞いていると俺は、何も出来ない。
桜 考え方の話をしたでしょう。
それで十分よ。
〇〇が話したことは、潜在意識に記録され来世に生かされる。
〇〇の話は、Kさんよりもお姉さんに衝撃を与えた。
お姉さんも病気でしょう。
良い方向へ向かうわよ。
○ 分かった。
桜 これからもKさんとお姉さんは、お店に来る。
〇〇は、出来る事をやって。
○ 分かった。