1.娘は母親の所有物ではない

執着

書籍「良い執着 悪い執着」からの抜粋です。

 今回は、私の中にいる☆の女神様との会話です。
女神様の言葉は「☆」で私は「○」です。

☆ 母親と娘の因果を多く見てきましたね。
○ はい。
  これまでのことを思い出す出来事が起こりました。
  母親は、娘を自分の所有物だと勘違いしています。
  自分が出来なかったことを娘に求めています。
  娘に執着しています。
☆ そうですね。

☆ これまで見てきた方々を足して割った話をします。
  お母さんの名前は、Aさんで娘は、Rさんです。
  お母さんは娘が生まれたことでとても喜びました。
  初めは、可愛いと言う思いが心を埋めていましたが、成長していくと考えが変わり始めました。
  保育園でのお遊戯会でRさんが一番上手に見えます。
  先生にも褒められました。

A 凄い上手に踊れたわね。
  先生にも褒められたわ。
R うん。

☆ 保育園で褒められるとお母さんに報告します。
  自分と違いRさんは優秀だと思い込んでいます。
  多くの才能があると思い込み習い事をさせます。
  幼稚園に入ると学習塾、ピアノ教室、習字教室に通わせます。
○ Aさんは、自分の理想をRさんに託しているのですね。
  父親と息子の関係では見たことがありません。
  母親と娘の関係で起こる事が多いのですね。
☆ 父親と息子の関係でも似たことが起こるのですが、とても少ないですよ。
○ はい。

☆ 小学校、中学校までは、何も疑問を持たないままAさんに従っていました。
  高校生になり自分と他の人との違いに気がつき始めます。
  良い子でいたいためお母さんの言う事を聞くしかありません。
○ 成績は優秀なのですね。
☆ 学年で10番以内です。
  2人の女の子を思い出したのですね。
○ はい。
  1人は、中一、もう一人は小5です。
☆ 2人の話ではありませんから、気にしないで下さい。
○ はい。

次回に続く

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