悪霊の居る家から出ると病気は治ります!父親5

憑依

☆ 数週間後、お母さんとMさんはアパートへ引っ越しました。
  引っ越したことで元気になっていきます。
  Mさんは、黒い影を見なくなりました。
○ 良かったです。
☆ そうですね。

☆ それから数ヶ月が経ちました。
  元気になったMさんは、仕事を探します。
  コンビニで求人誌を見ていると声をかけられました。

S M君じゃないか。
  元気かな。
M 課長。
  久し振りです。
S 止める前と比べ顔色もいいし声も普通になった。
M ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
S 気にするな。
  誰でも病気になる。

○ 勤めていた会社の上司なのですね。
☆ そうです。
  当時は、経理の仕事をしていたのです。

S 求人誌を見ているのか。
M はい。
  元気になったので仕事を探しています。
  心療内科の先生にも来なくていいと言われました。
S 元気になって良かったな。
M はい。
S どうせ働くのなら、戻ってこないか。
M え!いいのですか?
S もちろんだ。

☆ Mさんは、元の職場に復帰しました。
○ 偶然でしょうか?
☆ 偶然ではあありません。
  コンビニに行かせSさんと会わせたのは、守護霊です。
  悪霊の影響を受けなくなったことで守護霊からメッセージを受け取れたのです。
○ 信じられません。
☆ 信じなくてもいいのですよ。
  幸福になればいいのです。
○ はい。

☆ お母さんもスーパーで働いています。
○ 良かったです。
☆ 5回に分けてMさんの話をしました。
  今回で終了になります。
○ 待って下さい。
  これから先を聞かせて下さい。
  読者の皆さんも気になると思います。
☆ 全てがハッピーエンドになるとは限りません。
  聞きますか。
○ ・・・
  分かりました。
  聞かせて下さい。

☆ 2年後、Mさんは取引先の女性と結婚しました。
  お母さんと一緒に三人で暮らします。
  それから数年後に女の子が生まれ幸せに暮らしていきます。
○ 良かったです。

☆ Mさんは、結婚式にお父さんを呼ぶことが出来ませんでした。
  Mさんが復職した後、交通事故で亡くなったのです。
  悪霊と会話するようになった事が原因です。
  話に夢中になり転んだのです。
  転んで車道に出てしまったのです。
○ 全てがハッピーエンドではないと言った理由なのですな。
☆ そうです。

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