数え切れないファンの中には、危険と思われる人物がいるのです。

生き霊

おば  ここに座って手を出してちょうだい。

☆   おばさんは、ONさんの手のひらに水のような物をかけました。
    しばらくすると濡れた手が乾きました。汗ばんでいた手が、綺麗に乾いています。
    おばさんは、手を合わせお経のような言葉を唱え始めました。

おば  これでいいわ。
    警察に届けるにも証拠が必要ね。
    所属事務所と相談した方がいいわよ。
    ONさんだけでは、対応できないわ。
ON  分かりました。
    ありがとうございます。
HH  事務所に行こう。

☆   ONさんとHHさんは、事務所に行き相談しました。
    事務所の人は、テレビ局に問い合わせてGHさんが、テレビカメラに映っていないか確認してもらったんですが、映っていませんでした。
    GHさんを見たのは、ONさん一人です。
    警察に行くようにと指示されました。

☆   ONさんは、スクーターの事や客席にGHさんが居たことを話しました。
    警察は、GHさんがスクーターを所持しているか確認しました。

警察  GHさんは、スクーターを持っていません。
    現状では、何も出来ません。
    何かあったら、連絡して下さい。


ON  分かりました。

HH  私の家に泊まってもいいのよ。
ON  大丈夫よ。
    住んでいるところは、知られていないわ。
HH  何かあったら、直ぐに電話して。
ON  うん、ありがとう。

☆   ONさんは、帰宅すると塩の状態を確認しました。
    変化がないためホッとしました。
    ONさんは、一人での外出を避けます。
    しばらくの間、何事もありませんでした。

ON  明日の握手会が怖い。
HH  事務所に頼んで欠席した方がいいと思う。

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☆   ONさんは、事務所の方に握手会を欠席させて欲しいとお願いしたのですが、認めてもらえませんでした。
    カメラを設置しスタッフを増やし対応するから、心配するなと言われました。

☆   握手会の当日、ONさんは不安でたまりません。
    それでも笑顔で対応します。
    HHさんもONさんから目が離せません。
    GHさんの事ばかり考えていたため怖い男性ファンの事を忘れていました。

☆   その男性は、20代で目が死んでいるように見えるだけでなく一言も話すことなく握手をするだけです。
    何度も握手会に来たことがあり怖い存在です。
○   女神様、GHさんだけでなく他にも変わった人が居るのですね。
☆   数え切れないファンがいます。
    他にも危険と思われる人物がいるのです。
    以前の住まいに居た複数の生き霊の中に男性の生き霊も居たのです。


○   意外です。
    アイドルとは、憧れる存在としか思っていませんでした。

☆   少し怖い思いをしましたが、握手会が無事に終わりホッとしました。
    全ての仕事が終わったのは、22時です。
  
☆   遅いためタクシーに乗り帰宅します。
    何気なくバックミラーを見て驚いてしまいます。
    ミラーには、後方についているスクーターが写っているのです。
    ライトが一つだけなのでスクーターに間違いありません。
    振り向いて後ろを確認する勇気はありません。

ON  運転手さん、すみませんが、右に曲がった後、左に曲がって下さい。
    そして右です。

☆   運転手さんは、指示通りに右、左、右に曲がりました。
    後ろについたスクーターは、離れません。
    手のひらは、汗ばんでいます。

ON  運転手さん、近くの交番に寄って下さい。

☆   タクシーが、交番の前に止まるとスクーターは、走り去っていきました。

次回に続く

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