SNSの書き込みは、多くの人に影響を与える!SNS地獄6

地獄

命 気がつくと暗闇の中、パソコンやスマフォに囲まれている。

H ここは何処だ。
  何故、パソコンに囲まれているんだ。

命 目の前のパソコンに文字が現れた。
  誰かがSNSに書き込んでいる。

H え!俺がL課長の悪口を書いたと書かれている。
  誰も知らないはずなのに・・・

命 これまで誹謗中傷した人達から、SNSにドンドン書き込まれていく。
  Hさんは、怖くなりその場を離れようと周りを見回した。
  居る場所だけがパソコン、スマフォの光で明るいだけで薄暗い。
  急いでその場から離れる。
  薄暗いため足下がよく見えないためスマフォを取り出しライトを点けた。
  誰かの書き込みが表示された。
  「人を恨むなんて許せない。Hは死ね」と書かれている。
  画面が見えないように手で押さえライトの機能だけを使う。
  足下は、水たまりや石がゴロゴロしているためライトなしでは、歩けない。

H ここは何処だ。

命 誰か居ないのかと思い大声で叫んだ。

H オーィ、誰かいないか。
  いたら返事をしてくれ。

命 返事がないため歩き出す。
  遠くに明かりを見つけたため走り出した。
  石につまずき転んだ。
  足をすりむき血が出たけど立ち上がり走る。
○ ケガをしているのに走るんだ。
命 Hさんから見たら、光は希望なの。
○ 分かるけど痛いんだよね。
命 痛いわよ。
  痛みより希望。
○ 分かった。

H ここは・・・

命 光の場所にたどり着いたHさんは、言葉を失った。
  パソコンに囲まれ自分が座っている。
  座っている自分は、一生懸命に誹謗中傷を書き込んでいる。
  怖いと思いながら、声をかけた。

H お前は誰だ。

命 パソコンに向かっている自分は、返事をしない。
  書き込みに夢中。
  書き込んでいる内容を見た。

H これは・・・
  これまで俺が書いてきた悪口だ。

○ 何が起こっているのかな?
命 これまでやった来た事を見せられているの。
○ SNS地獄から抜け出すチャンス?
命 うん。

命 もう一人の自分は、書き込む度にニタリと笑う。
  怖くなり走り出した。
  同じように光を見つけた。
  そこは、誰もいない。
  パソコンの画面には、自分が書き込んできた内容が次々表示される。
  また走り出す。

命 疑問なのね。
○ 三途の川を渡らないでSNS地獄に落ちたと言う事は、川を渡る必要がないのかな?
命 SNSの書き込みは、多くの人に影響を与えるから、一直線に地獄に落ちる。
○ 俺が思っている以上に重い罪なんだ。
命 読者の皆さんも○○と同じ考えをしている。
  数え切れない人に悪い影響を与えたの。
  重い罪だと理解して欲しい。
○ 分かった。

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