桜 Ｃさんが飛ばした生き霊の影響でＧさんは、体調不良になった。
体が重く頭痛がしたため病院にいたけど異常は無い。
○ 肉体的な病気じゃないから病院に行っても治らないよ。
鎮痛剤が出るくらいだと思う。
桜 そうね。
○ Ｃさんは、どうしているのかな？
桜 悪霊と会話している。
現時点では、恨みで亡くなった悪霊。
○ 生き霊を飛ばしているからだね。
桜 そうよ。
自殺で亡くなった悪霊なら生き霊を飛ばさない。
桜 ２ヶ月が過ぎた頃、Ｃさんに変化が出てきた。
時と共にＧさんの事を考えないようになってきた。
○ 回復に向かっているんだ。
桜 そうじゃないの。
自分を責め始めてきた。
何故、男に裏切られるのか考えている。
振られるのは、自分に魅力がないからだと思っている。
自分を責め始めたときから、悪霊が代わった。
自殺で亡くなった悪霊に憑依されている。
自分は、恋などしてはいけないと思う事もある。
○ 会話しているんだよね。
桜 うん。
悪 あなたは、恋をしても裏切られてきた。
これからも同じ。
無駄なことよ。
Ｃ 人は誰でも恋をすると思う。
悪 また裏切られる。
それでもいいの？
Ｃ 嫌よ。
○ 憑依している悪霊は、女性なんだ。
珍しいね。
桜 珍しくないわ。
これまで○○が気にしなかっただけよ。
○ 確かに気にしていなかった。
悪い波動を感じるだけで性別なんて考えなかった。
桜 Ｃさんは、女性だから同じ境遇の悪霊が憑依しているの。
○ 憑依している悪霊は、一人だけじゃないんだよね。
桜 十数人いる。
会話しているのは、一番強い悪霊。
○ 分かった。
桜 知人からうつの人は悪魔が憑いていると聞いたお父さんは、霊能力者に浄霊をお願いしようと考えた。
父 お母さん、霊能力者にお祓いをお願いしようと思う。
母 Ｃが元気になるのなら、何でもやるわ。
父 目に見えないから、信じられない。
でも出来ることはやる。
桜 両親は、知人に霊能力者の知り合いがいないか聞くのですが、簡単には見つかりません。
お父さんの部下のＬさんが声をかけてきました。
Ｌ 部長、ちょっといいですか。
父 どうしたんだ？
Ｌ 来て下さい。
桜 人がいないところに連れて行かれました。
Ｌ 部長には、世話になっています。
誰にも言わないで下さい。
父 どうしたんだ。
Ｌ 霊能力者を探しているのですよね。
父 知っている人がいるのか？
Ｌ 僕の母は、霊能力者で人助けをしているんです。
これまで母が霊能力者だと言うと白い目で見られました。
会社では、言えません。
桜 話を省略するね。
Ｌさんのお母さんＭさんが浄霊したことでＣさんの体が軽くなりました。
Ｍ 何時も何を考えているのですか？
Ｃ 裏切られて失恋したことです。
私に悪いところがあると思います。
Ｍ 目に見えない者と話をしていますね。
Ｃ 恋をしてもまた裏切られると言うんです。
Ｍ そんなことないですよ。
会話しているのは、悪霊なんです。
会話しないで下さい。
Ｃ はい。
Ｍ 振られたことは、考えないで下さい。
きっといい人が見つかります。
Ｃ はい。
