頑固な心配症を治さなければ、がんは再発する!心の断捨離12

U 何で部長と課長が来たのよ。
G 俺達3人が動物園で楽しく過ごしているのを見られたんだ。
  その事が、課長の耳に入った。
  二人が来店した日、課長に呼ばれた。
  ウソはつけなかった。
  パティシエとして働いていると言ったら、Uのお店を聞かれた。
  その日に行くなんて思っていなかった。
U もう来ないで欲しい。
  昔を思い出して辛いの。
G 昔のことは、忘れて欲しい。
U 無理。

命 翌日、Gさんの会社でクッキーが配られた。
  パティシエになったUさんが作ったと説明された。
  皆、美味しいと言って笑顔で食べた。
  Gさんは、Uさんの作った何種類もケーキを食べたけどクッキーは初めて。
○ Uさんの事を皆に知られたんだ。
命 そうね。

命 商品開発部の部長のMさんが、Gさんに会いに来た。

M 退職したUさんがパティシエになり作ったと聞いた。
G はい。
  そうです。
M とても美味しい。
  もしかしたら、コンテストなどで賞をもらっていないか。
G 優勝したことがあるそうです。
M 素晴らしいできだよ。
G はい。

○ 断捨離の話だよね?
命 そうよ。
  Uさんは、心の断捨離が出来ていない。
○ 頑固な心配症。
命 うん。

部 Uさんのケーキを食べた家族が、喜んでくれた。
  私も食べたけど美味しかった。
  また買ってきてと言われたよ。
G 良かったです。
課 俺の家族も同じだ。
  クッキーも美味しかった。
G はい。
部 復職の話は、してくれたんだよね。
G はい。
  嫌な過去を思い出すのは辛いそうです。
  パティシエとして楽しく仕事をしているから、経理の仕事は嫌だそうです。
部 初めは、噂に騙された事を謝りたいと思って復職の話をした。
  今は違う。
  一流のパティシエとして働いて欲しいと持っている。
  配属先は、経理ではなく商品開発部だ。
課 俺も同じ思いだ。
部 開発部の部長もUさんを招き入れたいと言ってきた。
  Uさんに伝えてくれ。
G はい。

○ 復職の話は、いい話なのかな?
命 考え方で変わる。
  給料は、少し減ることになるけど安定した休みがもらえる。
  復職と言っても経験していない部署。
  誰でも初めてのことに不安を抱いてしまう。
  Uさんは、頑固なくらいの心配症。
○ そうだね。

命 Gさんは、これまでのことをUさんに話した。

U 今の私があるのは、今の職場に入ることが出来たから。
  とても感謝している。
  簡単じゃない。
G 分かる。

命 話を聞いて嬉しいと思いながらも不安がこみ上げてくる。
  「ウジ女」と言われたときのことを思い出し変な目で見られないかと心配する。
  仕事を変わることで新たな学びが出てくるのも不安。
  今の仕事を辞めると環境が変わる。
  Aちゃんの迎えなども不安になる。
  Uさんの心を支配しているのは、心配。
○ よくない状況だよ。
命 そうよ。
  ○○が想像しているようにがんが再発した。
  治療のため入院した。

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