光のトンネルを抜けた先は天国!迎えてくれたのは母!先祖の霊8

先祖霊

☆ Gさんが突然消えた理由を皆で考えるのですが、答えが見つかりません。
  登場人物が多いと分かりにくいため人数を絞ります。
  Gさんのお父さんは、Jさん。
  お爺ちゃんは、Bさん。
  お婆ちゃんは、Aさん。
  先祖は、これまでのように「先」と表現します。
○ はい。

☆ Gさんが居なくなったためお父さんのJさんは、以前のように辛い立場になっています。
○ 一番下として扱われているのですね。
☆ そうです。
  Gさんが居たときは、皆でGさんに文句を言ってイジメていました。
  今は、Jさんがイジメの対象になっています。
○ 地獄です。
☆ そうですね。

☆ 数年が経ちGさんの奥さんWさんが亡くなりました。
  Wさんが亡くなるのを心待ちにしていたJさんは、喜んでいます。
○ お墓に来ると思っているのですね。
  Wさんが来れば、イジメの対象が変わります。
☆ そうです。

☆ Wさんは、暗闇の中で光を見つけました。
  光に向かい歩いて行くと光は大きくなっていきます。
  まるで照明のないトンネルを歩いている感覚です。
  トンネルを抜けると眩しくて目を開けることが出来ません。
  なれてくるとゆっくりと目を開けます。

母 お帰り。
  待っていたわ。
W お母さん。

☆ Gさんと同じ経験をします。
○ 女神様、三途の川を渡らないのですか?
☆ 三途の川を渡る方は、生死が決まっていない方です。
○ と言うことは、肉体に戻り甦生出来るのですね。
☆ そうです。
  渡ることを拒否すれば、甦生します。
  渡れば、天国か地獄に行きます。
○ 分かりました。

☆ Wさんが来るのを待っているJさんは、イライラしています。
  四十九日が過ぎてもWさんは、来ません。

J Wは、何故来ないんだ。
  ここが帰る場所なのに。

☆ Jさんは、ある事に気がつきました。

J 家族葬の後、遺骨を入れに来なかった。
  遺骨は、お墓に入れるはずだ。

☆ ○○(カライナイ著)の書いた本を読んでいたWさんは、海に散骨したのです。
  仏壇を通してWさんを見ていたJさんは、思い出しました。

J Wは「私が死んだら、海に散骨して」と言っていた。
  だから、ここに来ないんだ。

○ 遺骨をお墓に入れてもWさんは、来ないと思います。
☆ そうですね。
  遺骨は、魂ではありません。
  Wさんの魂は、天国です。
○ はい。

☆ Jさんは、息子のGさんの言っていたことを思い出しました。
  「親父は、孫のIを見て羨ましいと思わないのか。俺は、羨ましい。俺の生き方は、間違えていた」
  思い出しながら孫の家族を見つめます。
  工務店も大きくなり笑顔で食事をしています。

J Gの言うように俺の生き方、考え方が間違えているんだ。
  毎日、文句を言われイジメられている。
  ここは、地獄のようだ。
  いや、地獄なんだ。
  Gに光が当たり消えたのは、天国に帰ったんだ。
  頑固を改め人の意見を聞くことが大事なんだ。
  孫のIのように笑顔で客に接する事が必要だったんだ。
  Iが羨ましい。

☆ 考えを改めたJさんは、Bさん、Aさん、先祖に自分の考えを話しました。

先 そんなことなどない。
J ご先祖様、Iの家庭を見て下さい。
  誰が見ても幸せです。
B そうかも知れない。
A ここは暗くてジメジメしていて明かりもない。
  Gは、光と共に消えたわ。

○ 皆天国に変えることが出来たらと思います。
☆ そうですね。

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