Eさんの話3(亡くなる直前の反省は、本人の記憶が基本)

桜 歳を取り体が言う事をきかなくなるとこれまでの人生を振り返ることになるの。
〇 振り返る?
桜 そうよ。
  幼い頃から、現在に至るまでを思い出すの。
  そして行き先が決まる。
〇 反省?
桜 反省が出来る人は、少数よ。
〇 今までを振り返りワガママが酷くなる人が多い。
  人の言う事には、耳を貸さない。
  話すことは、全て自分の主張。
桜 言葉は出さないけど人の言う事に耳を貸さない人も同じ。
〇 行き先が決まっている。
桜 そうよ。

〇 亡くなった後に反省すると思っていた。
桜 勿論、肉体を失った後にも反省する機会がある。
  亡くなる前に最後のチャンスを与えられている。
〇 同じ反省だよね。
  何が違うの?
桜 亡くなる直前の反省は、本人の記憶が基本になる。
  全てを思い出せないだけでなく勘違いもある。
  自分の都合で記憶から消し去った出来事もある。
〇 自分の都合で反省するのが、亡くなる直前の反省なんだ。
桜 そうよ。

桜 肉体を失った後の反省は、本人の記憶ではなく潜在意識が基本になる。
〇 潜在意識には、全てが記録されているだけでなく勘違いなどあり得ない。
桜 生きていたときの全てが映し出される。
  あの世では、思ったことも全て知られてしまう。
  悪事を働いてきた人は、映し出された自分を見る事に耐えられなくなり地獄に落ちる。
〇 逃げることなんて不可能なんだ。
桜 うん。

桜 Eさんの話に戻すね。
  今のままだと急死する可能性があるの。
  だから、望みの話をする事にためらいがあった。
  希望が無いわけじゃないけどね。
〇 難しい状態なんだ。
  Eさんは、悪霊の影響を受けていない。
  だから、同じ年齢で太っている人より望みはあると思う。
桜 近所で亡くなった男性がいたでしょう。
  同じように太っていたわよね。
  その男性は、Eさんと同じ。
〇 ・・・
桜 ガッカリしないでよ。
  未来は決まっていないのよ。
  Eさん次第で未来は変わる。
  だから、望みを捨てたら駄目。
〇 そうだね。