J このままだと付き合えない。
明日、Aさんの会社に電話してデートに誘う。
合コンで会話が弾んだから、Aさんは、俺のことが好きだ。
待てよ。
いきなりデートに誘うのは変。
お茶に誘うことにしよう。
桜 翌日、電話でお茶に誘った。
Aさんは、怖くなり上司に相談した。
A Jさんから電話がありお茶に誘われました。
私、Jさんの事が嫌なんです。
上 断ったんだ。
A 考えておきますと返事をしました。
上 本当だったんだ。
A 何がですか?
上 実は、総務部のK君が君の後をつけているJさんを見たと言うんだ。
初めは、偶然だと思っていた。
A つけらていたなんて・・・
怖い。
警察に相談します。
上 待ってくれ。
気持ちは分かるが、相手は親会社の社員だ。
親会社に同級生のYがいるから相談してみる。
少し時間をくれ。
A はい。
良い執着 悪い執着 ペーパーバック
良い執着 悪い執着 Kindle版
桜 上司は、Yさんに相談した。
話を聞いたYさんは、Jさんを呼び出して注意した。
Y Aさんの後をつけているそうだな。
ストーカー行為だ。
訴えられるぞ。
J 後をつけたことは、間違いありませんが、ストーカーではありません。
Aさんは、僕のことが好きです。
Y Aさんは、嫌がっているんだぞ。
諦めるんだ。
J 恋愛は、個人の自由です。
Y 警察に訴えられたら、会社も困る。
言うことを聞いてくれないのなら、転勤させるしかない。
本当にAさんが好きなら、諦めることだ。
J ・・・
○ その後、どうなったのかな?
桜 Jさんは、Yさんの言う事を理解できなかった。
Aさんの会社に電話したけど繋いでもらえなかった。
その後もAさんの後をつけたため転勤させられた。
○ 生き霊は、まだ居るのかな?
桜 転勤させられた事で次第に小さくなり消えていった。
○ Aさんへの執着が消えて行ったんだ。
桜 うん。
次回に続く