桜 話を省略する。
結婚した二人は、イタリアンレストランをオープンさせた。
一生懸命に働いた。
Eさんは、父親から教えられたとおりに水を飲みながら仕事をした。
Dさんにも水を飲んでもらった。
忙しすぎて余裕がない状態。
Eさんは、このままだと病気になると思いいろいろと考えた。
○ 前世と似ている。
同じ話になるのかな?
桜 一歩一歩よ。
魂の修行の階段は、駆け上がれない。
○ 分かっているけど・・・
桜 見守って。
○ 分かった。
桜 どのような料理を出すのか意見がぶつかった。
Eさんは、栄養士として健康な料理を出したい。
Dさんは、美味しい料理を出したい。
結局、Eさんが折れた。
E 働き過ぎ。
今のままだと病気になる。
D 分かっている。
借金も残っている。
止めるわけにはいかない。
E 病気になり働けなくなったら、借金も返せないでしょう。
営業時間を短縮した方がいい。
D 駄目だ。
ガンの克服(健康になるための話) 紙の本
ガンの克服(健康になるための話) 電子書籍
桜 Dさんは、自分の意見を貫き通した。
前世より酷い頑固。
桜 頑固が招いたものは、がん。
Dさんは、胃がんだと診断された。
○ 水を飲まなかった前世と違う病気になったんだ。
桜 うん。
桜 Dさんが入院したことでお店を休業した。
○ Eさん一人では無理なんだ。
桜 Dさんは、借金を返すためにホール担当以外の人を雇わなかった。
複数の人に雇って欲しいと言われたけど断ったの。
○ お店は大きいんだ。
桜 うん。
無理をしたのよ。
○ 分かった。
桜 Dさんが、がんだと聞いたEさんのお父さんが本を送ってきた。
○ もしかした「ガンの克服」かな。
桜 勿論そうよ。
本を読んだDさんは、考え込んだ。
D この本・・・
どこかで見た気がする。
桜 懐かしく感じながら、本を読み始めた。
読み進めていくと涙が流れてきた。
D 何故なんだ。
心が温かく感じて涙が流れてくる。
○ 前世に「ガンの克服」を読んだ事で潜在意識に記録されているんだ。
読むことで潜在意識からこみ上げてくるものがあるんだ。
桜 そうよ。
お客さんの中で○○の話を聞いて涙を流す人がいる。
過去世に○○の話を聞いたことがあるの。