桜 料理の道に進むのではと考えたIさんは、Eさんに水の話をした。
I お爺ちゃんは、イタリアンの料理人だった。
お婆ちゃんは、お爺ちゃんと一緒に仕事をしていた。
後にお婆ちゃんは、料理教室の先生になった。
E 二人とも凄いんだ。
I そうだな。
でも二人とも病気で亡くなったんだ。
水を飲まなかったんだ。
水を飲まないと病衣になる。
Eも水を飲まないといけない。
E うん。
ちゃんと飲んでいる。
○ Eさんは、小学生?
桜 うん。
四年生になったばかり。
○ 水の話は、早いと思う。
桜 両親を亡くしたIさんにとって大切なことなの。
子供でも熱中症になるでしょう。
○ 分かった。
桜 料理が好きなEさんは、栄養士の資格が取れる大学に入った。
調理師免許も取得した。
就職に悩んだ。
栄養士の資格を生かし施設で働くことも考えた。
○ 施設って?
桜 学校、病院、保育園など様々よ。
○ 栄養士の資格が必要なんだね。
桜 そうよ。
桜 自分で料理がしたいと思い料亭で働くことにした。
思っていた以上に厳しかった。
下積みを終え料理を学んだ。
和食を学んだ後、洋食を学ぶためにホテルに就職した。
そこには、イタリアで修行したという若いシェフがいた。
味だけでなく見た目が美しい料理に驚いた。
シェフの名前は、Dさん。
○ Eさんの守護霊が、Dさんと引き合わせたんだ。
シェフと言う事は、指導霊が憑いているんだ。
桜 うん。
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○ 予定通りだね。
桜 そうでもないの。
○ ?
桜 Dさんは、結婚していたの。
○ 計画(運命)が狂ってしまったんだ。
何故、結婚したのかな?
桜 高校を卒業した後、海外で料理の修業をしたいと嫌に相談した。
両親は、一人息子が、海外から帰ってこなくなるのではと思った。
心配した両親は、条件を出した。
修行が終わったら、帰国すること。
そして日本人と結婚すること。
条件をのんでイタリアに行った。
同じように修行していた日本人の女性と出会った。
寂しい思いをしていた二人は、付き合った。
名前は、Wさん。
○ 運命の書に書いていないことだよね。
桜 うん。
○ Dさんは、幽界の上段の人だよ。
こんな事もあるんだ。
桜 霊界に上がるために人のためを学んでいる。
計画が達成できない人が沢山居るの。
料理の道を選んだのは、自分の作った料理を食べて笑顔になる人を見たいから。
○ いきなり不安な話から始まった。
桜 そんなことを言わないで。
見守って。
○ 分かった。