○ 手当ての前に浄霊した。
手当てが終わると質問してきたよ。
カウンセリング料ももらっていないため長話は避けたい。
桜 ずうずうしいのも分かっているでしょう。
○ だから、話したくない。
桜 少しは聞いてあげて。
○ うん。
G トイレの換気扇の所に黒い煙のような者が見えた。
煙なら火事になるかも知れないと思い見ていた。
○ 悪霊です。
G しばらく見ていたら、消えた。
○ 悪霊。
桜 職場で霊現象を経験したのに信じていない。
○ うん。
Gさんの家には、悪霊が住み着いているんだ。
桜 そうよ。
脳梗塞で倒れたことで考える事がマイナスになっている。
全てのことがマイナス。
マイナスの考えは、悪霊を呼び寄せる。
このまま動けなくなるのではと恐れている。
何故、自分は不幸なのか考える。
不幸を呼び寄せているのは、自分の考えだと気がつかない。
笑顔が出ない状況なの。
○ うん。
○ 黒い煙の話が終わると何かを言おうとしているのが分かったから、その場を離れた。
Gさんは、ケチだからカウンセリング料を払うとは思えない。
桜 お金を持っているのに使わない。
○ うん。
俺が離れたことで立ち上がり出入り口に歩き出した。
歩き方が変。
○ ある事に気がつき呼び止めた。
商品を購入して頂いたら、手当てをします。
G はい。
ありがとう。
また来ます。
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桜 ケチなGさんだから、しばらくは来ない。
○ そうだね(笑)
○ Gさんが帰った後に店長が報告した。
店 入院する前、スーパーで買い物をしていてカートが思うように進まなかったんだって。
フラフラしてまっすぐ進まなかった。
その時、すぐに病院に行くべき。
入ってくるときもフラフラして歩いていた。
段差が低い階段も上がれないから、大回りして入店した。
歩けることが大事だって。
入院してから、健康のありがたさに気がついたみたい。
仕事も辞めたって。
○ そうなんだ。
○ こんな状況なのに水を飲みたがらない。
俺には、理解できない。
桜 自分が脳梗塞になるなんて思っていなかったの。
○ お医者さんにも水を飲むようにと言われ俺にも言われた。
それでも言うことを聞かない。
桜 病院の薬を飲んでいるから、大丈夫だと思っている。
○ 薬だけでは、改善出来ないよ。
桜 そうね。
桜 歩くとフラフラするのは、脳の血管に異常があるから。
○ そうだね。
今のままだと悪くなっていく。
助けたくても言うことを聞いてくれない。
桜 そうね。
Gさんの人生だからね。
○ 歯がゆい。
桜 見守るしかないの。
○ うん。