○ 何人もがんで亡くなった。
細かなことは言えないけど頑固な方々が亡くなった事で喜んだ人が多かった。
死んで喜ばれる事に驚いた。
桜 亡くなって人に喜ばれるのは、生前多くの事をやったの。
正義を盾に自分の考えを貫いた結果。
○ 行き先は、地獄だよね。
桜 がんで亡くなって天国に帰る人は、1%もいない。
がんになる事を予定してきた方。
○ うん。
桜 気がついたのね。
○ うん。
俺の周りでがんで亡くなった方が多くいる。
そんな人達が、孤独地獄に落ちるんだ。
桜 そうよ。
現代では、孤独地獄に落ちる人が多いの。
昔と違い多くの人と接する現代人は、頑固(がん)になりやすい。
二人に一人が、がんだと言われている。
人と接する事がなければ頑固にならない。
頑固にならないという事は、がんにならない。
他の人に影響を与える事が出来ない孤独地獄に落ちるの。
○ 孤独地獄でどんな経験をするのかな?
桜 ○○と同じ。
○ そうなんだ。
桜 読者の皆さんが分かりやすいようにがんで亡くなった男性の話をします。
男性の名前は、Sさん。
団塊の世代の方です。
○ がんで亡くなった方で一番多いと思う。
桜 そうよ。
桜 会社の健診でがんが見つかった。
肺がんと診断され手術をして投薬を始めた。
気分が悪くなり嘔吐した。
頑固だから、痛みの辛さに強い。
肥満だったSさんは、痩せ細り髪の毛が抜けた。
投薬が終わり鏡に映る姿は、別人。
退院ご自宅で療養して元気になり仕事に復帰した。
しばらくは、何もなかった。
1年後、肝臓に転移している事が分かった。
入院したけど手遅れだった。
自分の葬式を見ることなく孤独地獄に落ちた。
○ 自分の葬式を見ない人もいるんだ。
桜 うん。
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桜 少し付け加える。
見ない人ではなく「自分の葬式を見られない人」なの。
頑固にも程度があるの。
Sさんは、ものすごい頑固だったから、一直線に孤独地獄に落ちた。
○ なるほどね。
桜 気がつくと薄暗くて寒い所に立っていた。
身震いしながら、大声を上げ人を探した。
歩いても歩いても誰もいない。
寒さに耐えられずその場に座り込み膝を抱えた。
S ここは何処なんだ?
誰もいないなんてあり得ない。
桜 これまでのことを思い出そうとするのですが、寒さで震え思うように行きません。
膝を抱え寒さに耐えんがら思い出します。
S 変だ。
痛みに耐えきれなくなり気を失った。
痛みがない。
吐き気もない。
何故だ。
病院のベッドの上で苦しんでいたのに・・・
○ 地獄だと気がつくのに時間がかかりそうだね。
桜 そうね。
Sさんは、目に言えないものは信じていなかった。
○ 神様、天国、地獄、霊についての知識がないんだね。
桜 そうよ。
知識があれば、成仏するのも早い。
○ うん。