☆ お父さんの幸司さんと愛さんは、手分けするのを拒否しました。
長男の明さんは、手伝うことを約束してくれました。
○ これで瞳さんの負担が減ります。
良い方向へ向いていると思います。
☆ そうですね。
○ あれ?
☆ 気がついたのですね。
○ 同じ幽界でも魂レベルが違います。
生まれてくる前に居た階段が違います。
一さん(621段)瞳さん(601段)お母さん(522段)
明さん(520段)お父さん(502段)愛さん(20段)です。
☆ そうですね。
魂レベルが低いお父さん、愛さんはが拒否した理由です。
自分のことだけを考えているのです。
○ はい。
☆ 瞳さん、明さん、一さんの三人は、力を合わせて両親の面倒を見ました。
介護が必要になったときお母さんは、三人にお礼を言います。
母 思うように歩けなくなった。
施設に入ると決めた。
三人のおかげで楽しく過ごせた。
ありがとう。
☆ お母さんが施設に入る日、三人は付き添いました。
瞳 寂しいときは、電話して。
母 そうね。
入院していたときのように毎日来なくてもいいのよ。
週に一回くらいでいい。
一 うん。
○ 一段落だと思います。
☆ そうでもありません。
○ 何があったのですか?
☆ 一人になったお父さんは、寂しくて子供達に電話します。
父 俺一人だと寂しい。
家に来てくれ。
☆ 瞳さん、明さん、一さんの三人は、交代で実家に行きます。
○ 愛さんは、来ないのですね。
来ません。
☆ 週に二回、交代で実家に行くのですが、お父さんは不満です。
父 お母さんが居たときは、毎日来ていたよな。
何故、毎日来ない。
瞳 退院した頃の話でしょう。
落ち着いた後は、週に二回よ。
父 俺は、入院していないから、毎日来ないのか。
瞳 お父さんは、元気でしょう。
しっかりして。
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☆ 高齢になったお父さんは、軽い認知症になっています。
子供達のやる事が気に入らないため文句ばかり言っています。
家の中も散らかっていきます。
数ヶ月が過ぎると家に中に悪霊が住み始めました。
○ 文句ばかり言うからですね。
☆ そうです。
三人は、実家に幾たび掃除をするのですが、すぐに汚してしまいます。
一 お父さん、散らかしたら片付けて。
ゴミ屋敷になってしまう。
父 お前達が毎日来て掃除をすればいい。
一 みんな忙しいんだ。
毎日はこれない。
父 いいから毎日来い。
☆ 半年が過ぎた頃です。
お父さんは、脳梗塞で倒れ亡くなりました。
○ 帰った先は、地獄なのですね。
☆ そうです。
悪霊達と共に地獄に落ちました。