桜 その後が気になるのね。
○ 主人公のAさん、生き霊を飛ばしたMさんのその後がどうなるのか気になる。
桜 ○○が言ったように時間と共に経験した事や思っていたことは薄れる。
時間があるからこそ3次元で生きている。
時間は、神様からの愛。
時間と共にいろいろなことを経験するから、以前のことを忘れる。
新たな記憶が、古い記憶に被さっていく。
答えになったかしら。
○ 分かっているよ。
○ Mさんが恨みの念を飛ばさなくなるには、時間がかかるよね。
普通は、恨んだら自分に返ってくることなんて知らない。
もし知っていたら、どんなことがあっても恨まない。
Mさんは、恨むと何が起こるか知らなかった。
ケガをして車椅子で教室に入ってきた。
明らかにAさんに対しての怒りが顔に出ていた。
まるで鬼だよ。
桜 Mさんの念が何時まで飛んでくるのか知りたいのね。
○ うん。
桜 Mさんは、すぐに転校したと言っていた。
しばらくは、Aさんを恨み続ける。
○ しばらくって?
どれくらいなのかな。
桜 最後に二人が顔を合わせたときの状況から判断すると数年。
○ 長いんだ。
桜 あれほどの生き霊を飛ばしたのだから、簡単じゃない。
○ そうだね。
桜 ケガをしたことで意識することが変わった。
Aさんを恨むことより痛みと自由に動けないことを考えている。
○ ケガが治るとまた恨み始めるんだ。
桜 そうよ。
でもね、恨みの念は小さくなっている。
○ 恨んでいるのだから、またマイナスの出来事を引き寄せるんだよね。
桜 マイナスの出来事が起こるけど小さくなっている。
○ 恨むと何が起こるかなんて家庭、学校、社会では教えてくれない。
桜 だからこそ○○が文章を書いているの。
3次元的な知識だけでなく心(思い)の知識も必要。
○ そうだね。
○ Aさんは、これまでのようにMさんの生き霊に悩まされるのかな?
読者の皆さんも知りたいと思う。
桜 大きな影響は無いわ。
ケガをしたことで恨みが小さくなった。
振られた時ほど恨んでいない。
○ それを聞いてホッとした。
桜 6年以上前に来店した女性のNさんを思い出したのね。
○ うん。
桜 読者の皆さんのためにNさんの話をして。
○ 以前に話したことだよ。
桜 初めての読者もいるのよ。
○ 分かった。
生き霊 電子書籍
生き霊Ⅱ 電子書籍
生き霊Ⅲ 電子書籍
○ 車から、杖をついた女性が降りてきた。
年は、50代。
ある商品を買いに来た。
その時の会話。
○ 誰かに恨まれていませんか?
N はい。
元の職場の二人に恨まれています。
二ヶ月前までは、普通に歩いていたのですが、急に歩けなくなりました。
病院、整骨院などに行ったのですが、よくなりません。
○ 二人の生き霊が、取り憑いているのです。
○ 生き霊を浄霊した。
桜 生き霊が憑いていると言った自分にビックリしたわね。
○ うん。
☆の女神様が俺の口を借りて話した。
生き霊が憑いているなんて普通は言えない。
桜 そうね。
○ Nさん、念が飛んでくるのが分かりますね。
N はい。
分かります。
○ 念が飛んできても恨み返さないで下さい。
恨み返すともっと酷くなります。
N はい。
○ 塩を使い結界を張ってもらった。
恨んでいる念(生き霊)は、二人に戻っていった。
もしAさんが同じようにMさんを恨み返したらと思うと怖い。
桜 恨み返すとNさんのようになってしまうの。
○ うん。