☆ Gさんを亡くした妻のWさんは、毎日、仏壇に手を合わせます。
○ どのような思いで手を合わせているのですか?
☆ 成仏して天国に帰って下さいと祈っています。
○ 他に家族がいるのですか?
☆ 息子夫婦と孫がいます。
工務店を受け継いだのは、息子のIさんです。
Gさんのワンマンな経営をしていたときと違い仕事が増えています。
○ 生きていたときのGさんについて教えて下さい。
☆ 代々受け継がれてきたため頑固を貫き通しました。
仕事の腕はいいのですが、考え方に問題があったのです。
先祖がお墓にいる理由の一つが、頑固を受け継いだからです。
○ 技術を受け継ぐのは、いいのですが・・・
☆ 子供は、親の背中を見て大人になるのですよ。
○ はい。
☆ 先祖霊達は、Wさんが朝晩手を合わす事に不満です。
○ Gさんの事を思い手を合わせるからですね。
☆ そうです。
先祖霊達の怒りが仏壇から出ています。
○ Hさんの話を思い出しました。
仏壇のある部屋は、波動が悪いから気分が悪くなると言っていました。
☆ そうですね。
☆ 亡くなった先祖や親がお墓にいる場合、仏壇のある部屋で寝ることは、オススメしません。
○ 仏壇から、悪い波動が出ているからですね。
☆ そうです。
先祖や親が天国に帰っているのなら、何も問題はありません。
○ 問題のない仏壇もあるのですね。
☆ そうです。
☆ 工務店の事務所は、自宅の一部です。
薄いカーテンが掛けられていますが、仏壇から事務所内が見えます。
Iさんが接客しているのを見てGさんが怒り出しました。
○ 何故、怒っているのですか?
☆ お客さんは、仏間がいらないと言っていることにIさんが了承したからです。
○ 仏壇を作らない方もいるのですね。
☆ お客さんのDさんは、80代の男性です。
息子夫婦と同居するために家を立て直すために来店しました。
Dさんは、息子の家族に負担をかけないため永代供養を望んでいます。
お墓も仏壇も必要ないと考えているのです。
○ なるほど・・・
☆ ○○もお墓と仏壇は、いらないと思っていますね。
○ はい。
お墓と仏壇を作ると子供達に負担がかかります。
私は、お墓に帰りませんから、必要ありません。
海に散骨してもらい行事などは、一切させません。
帰る先は天国です。
☆ ○○は、知識があるからです。
○ はい。
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○ Dさんも知識があるのですよね。
☆ そうです。
I よければ教えて下さい。
D 何が知りたいんだ。
I 普通は、お墓と仏壇を作ります。
D そんなことか。
信じられないかも知れないが、人間は輪廻転生している。
死んだ後、お墓に入ると思っている人が多い。
帰る先は、天国だ。
お墓じゃない。
お墓と仏壇を作ると息子の家族に迷惑をかける。
私には、いらないものだ。
息子にも話をしてある。
I 何故、そんなことを知っているのですか?
D 息子にカライナイという人が書いた「お墓と仏壇」と言う本をもらった。
何故、お墓と仏壇があるのか書かれている。
読んで納得した。
Iさんも読んでみるか。
I はい。
☆ Iさんは、断ろうと思ったのですが、お客さんの勧めだったため読む事にしました。
○ 偶然ですか?
☆ そうではありません。
○○の書いた本が多くの方に読まれるからです。
○ はい。